天理教の教え

別席

別席は、「おさづけの理」を戴くために、おぢばで聴かせていただく親神様のお話です。このお話を聴くことを「別席を運ぶ」といいます。満十七歳以上ならだれでも運ぶことができます。

その順序としてはまず、「別席の誓い」をします。これは、しっかりとした心構えで別席に臨むことが肝心だからです。別席では聞き落としや取り違いのないように、同じ理のお話を九回聴きます。

一席、二席と運ぶ中でこれまでの通り方を振り返り、お話の理によってだんだんと心を洗い立て、入れ替えるとともに、心に治まったところを身に行うことが大切です。

そして、九席目で満席となり、何よりも尊い天の与えであるおさづけの理を戴きます。別席中に培った、人をたすけたいとの誠真実の心に、生涯の宝としておさづけの理が授けられるのです。

別席を運ぶには、まず所属の教会を通じて、本部直属教会に申し出て、願書を準備します。その上で、おやさとやかた東左第一棟の初席受付へ願書を提出します。

また、お誘いした別席者と一緒に、お話を聴くこともできます。各信者詰所に「傍聴願い」の願書がありますので、別席受付へ提出してください。

道友社刊『ようぼくハンドブック』より