元初まりに、人間を宿し込まれた地点を「ぢば」といいます。
すなわち、全人類の故郷であることから、ぢばを中心とする一帯を親里と呼びならわしています。
ぢばには、親神様のお鎮まりくださる所として、天理王命(てんりおうのみこと)の神名が授けられ、ぢばを囲んで陽気ぐらしへの世の立て替えを祈念する「かぐらづとめ」が勤められます。
人間宿し込みの元なるぢばに、その証拠として「かんろだい」が据えられ、礼拝の目標となっています。
人々の心が澄み切って、親神様の思召通りの「ようきづとめ」を勤める時、この台に、天から甘露(天の与え)が授けられます。
これを頂くと、人は皆、病まず、死なず、弱らずに、115歳の定命を保ち、この世は陽気ぐらしの世界となると教えられています。
また、かんろだいは、人間の創造と成人の理を表して形造られています。
道友社刊『ようぼくハンドブック』より